ごきげんよう!

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真・三國無双ORIGINS体験版の感想

ごきげんよう。皆様いかがお過ごしかしら。

現在、真・三國無双ORIGINS(オリジンズ)の体験版が出ているわね。

三國無双シリーズは6作目で引退していたから、久しぶりに遊んでみようかなと思って体験版をダウンロードしたわ。

今回はその感想を書いていくわよ。

遊ぶ前にファミ通のレビューを読んだんだけど、主人公は固定の美青年キャラで、ストーリーは赤壁の戦いまでなんですって。従来のシリーズよりお話が短くて、ゲームボリューム的に不安が募るわね。(ゲーム後にファミ通のレビューを読み直したけど、珍しく忖度がない正直な記事だったと思ったわよ)

ゲーム時間は短くても、シナリオがしっかりしていればいいんだけど。これまでのシリーズで、ストーリーはおまけみたいなものだったから、期待はしない方がいいかしら。

個人的に傑作だと思っているのが、4作目ね。キャラデザが一番かっこいいし、モデルになった武将のイメージを損なっていないと思うわ。猛将伝の立志モードはかなり遊んだわよ。上官役の有名武将に褒められたり怒られたりするのが楽しかったわね。

オリジンの体験版は、汜水関の戦いを遊べるわ。これから成り上がっていく3勢力の武将が一堂に会する有名な場面よね。でも作戦会議がフルボイスじゃなかったのが不満だわ。短い使い回しボイスで進行するのよ。字幕が小さいのも気になったわ。

主人公は、若き曹操に話しかけられて1部隊を任せられるんだけど、そこでの選択肢と応答はシナリオ進行とは関係なさそうだったわ。部隊長の任を受けるか受けないかってだけ。製品版でも、選択肢がどの勢力につくかってだけの分岐になりそうね。お気に入り武将とくっつくエンディングがあれば、そのフラグ立てもかしら。

グラフィックはすごくもなく、悪くもなくってところね。キャラデザインは伝統のコーエー顔(マネキンみたいな)で、8作目のグラそのまま使ってるらしいじゃない?だから古さは否めないわね。

今回はノーマル難易度で、蜀陣営でスタートしたわよ。どの陣営に入るかは、随行武将の選択で決まるの。夏侯惇だと曹操の陣、孫尚香だと孫堅関羽劉備よ。(演義に忠実にするなら、孫尚香がこの場にいるのっておかしいわよねぇ。三國無双ってその辺が如何ともし難いわ)

プレイヤーキャラの移動はかなり速くて、よほど急ぐのでなければ馬が必要ないくらいだったわ。シリーズお馴染みの雑兵をまとめて吹っ飛ばすところは、人間の重さがないくらい軽いわ。出血表現がなくてリアリティはないけれど、爽快感は割とある感じね。

かなり大勢のモブが動くんだけど、PS5で処理落ちしなかったのはすごいと思うわ。ただ、技の演出なのか処理落ち防止なのか、連続技を決める時、動きにストップモーションがかかるのよ。これがね、スムーズじゃないっていうか、カクツキに見えて気になったわ。

難易度ノーマルでも、1人で突っ走るとすぐ雑兵に体力を削られて死んじゃうわね。随行武将だけだと戦力に欠けるから、味方の軍勢と足並み揃えて行かないとゴールまで進めなかったわ。

大将である袁紹と大きく離れてもダメね。敵がそっちに向かうから、すぐやられちゃうのよ。スタート地点から近い拠点を落としつつ、袁紹の軍に合流して、迫る敵を排除しないと負けるって気づくまでに4回ゲームオーバーになったわ。

体力回復アイテムは一部の敵武将が落とすのと、味方と敵の拠点の壺にあって、いつその壺を割って回復するかっていう思考が求められるわね。回復アイテムはステージごとに限りがあるから、無闇に被弾するなってこと。

でも、気づいたら体力がゴリゴリ削れていて、ピンチになると聞こえる心音がずっと鳴ってる状態だったわ。攻撃を受けないでいると徐々に体力ゲージが回復していくんだけど、あまり何もしないでいると味方が劣勢になるから、回復を待っていられないのよね。

肝心のバトル面だけど、結構楽しいと思ったわよ。コマンドが難しくないから技を簡単に出せるし、連続技は爽快感があるわ。お供の部隊攻撃も強いの。ネームドじゃない武将ならかなり大ダメージを与えられたわよ。

一騎打ちも昔の戦場みたいでいい雰囲気だったわ。実際に見たことないから知らないけど、みんなの前で試合して華麗に勝てると素敵ね。

ただねー、武将ごとに設定されている盾の数、これがちょっとうざいと思ったわ。盾マークは、SEKIROで言うなら体幹ゲージ、アーマード・コア6のスタッガーゲージみたいなもので、1つ破ると相手が大きく怯んで攻撃を当てやすくなるのよ。

雑魚武将なら盾3つくらいで余裕なんだけど、呂布の盾は10個ぐらいあってさ、😫てなったわよ。盾こんなに壊すの?!って。ライフゲージ10本分みたいなもんだからさ、見ただけでうんざりしちゃった。

しかも呂布がとんでもなく強いのよ。広範囲の大ダメージ技に加えて、ザンギエフもびっくりの吸い込みがあるつかみ技(主人公の首をつかんで地面に叩きつけるアレね)に何度もやられたわ。確定演出が入るからうざいのなんの。呂布の顔も見飽きたわよ。

アタシは今回、ノーマルクリアを諦めたわ。イージーで再戦したらなんとか勝てたけど、もうやりたくない!って声が出ちゃったわよ。反撃と追撃システムは緩急があって楽しくはあるけれど、イージーでも死にゲーみたいな難易度なのが大変だわ。救済策として、難しいステージやボス前に、戦いを有利にする装備やレベル上げがあるといいわね。

アクションバトルに力を入れているから、本編でもこういった強敵とボス戦をやるんでしょうね。その度にボスの盾の数を見て絶望する未来が見えたわ。数は出さないでゲージにしてほしかったわね。フロムゲーと被るからやめたんでしょうけど。

随行武将とは何かの条件発動で交代できるのよ。汜水関といえば華雄華雄といえば関羽との対決よね。華雄と遭遇した時に交代できたから、関羽で攻めてやったわよ。弱点特攻がついても良さそうなのに、普通の威力だったわ。とはいえ、関羽の操作で従来の三國無双を遊んだ気分にはなれたわね。関羽の攻撃も強いし、条件付き交代でしか使えないのは惜しいわ。

原作だと孫堅軍が華雄を討ち取っているけど、故・吉川英治の「三国志」で関羽が酒の湯気が冷めないうちに華雄の首を取ってきたシーンが記憶に鮮やかだわ。演義の設定通りに勝ち負けが決まっている武将に弱点特攻をつけたら、武将によっては不利になるからやらなかったんでしょうね。

 

感想としては、アタシが最初に遊んだ三國無双2や3とかを思い出して懐かしかったわね。原点回帰は、良くも悪くも三國無双って感じ。だからタイトルが「オリジンズ」なのかしら。オリジンって言ったら、FF16でオリジンって言葉をやたらと言っていたから悪いイメージがついてるんだけど、出来は大丈夫かしら。

劉備とかの慣れ親しんだ声優さんが何人か出演しなくなって、そこは寂しいわね。特に劉備遠藤守哉さんの声がハマり役で大好きだったから、もう聞けないのは残念だわ。

プレイヤーキャラが目が覚めるような男前なのはアタシ的には歓迎だけど、これが露出激しい女性キャラだったら絶対買わないでしょうね。まだ購入は決めていないけどさ。

アタシは、ゲームによるけどプレイアブルキャラは男性じゃないとやる気が出ないタイプなの。世の殿方には、その逆でお色気漂う女性キャラじゃないと感情移入できない方も多いでしょう。

主人公は記憶を失った凄腕の武芸者とのことだけど、キャラクリもキャラ選択もできないなら、かなりお客をふるい落とすでしょうね。

ストーリーが赤壁の戦いまででしょ。三國鼎立前に、主人公のおかげで勝てた曹操孫権劉備のどちらかが「俺たちの戦いはこれからだ!」「無名(主人公のデフォルト名)よ、これからも私を支えて側で戦ってくれ」って言って終わるラストがもう見えちゃってるんだけど、本当にシナリオは大丈夫かしら。主人公のシナリオにおける役割が、体験版ではちっとも見えなくて不安だわ。

紹介PVも見たけど、そこで公開されていたフィールドマップは、少し古いデザインに感じたわ。キャラをコマとして動かして、デフォルメされた土地や城郭などを巡って、出会いやイベントをこなすようね。バトルフィールドに用意されたフラグを回収したら、新たな土地や人に会えるって感じかしら。

イージーなら進行は簡単かと思うけど、ノーマル以上じゃないと解放されないものもありそうよね。面倒だけど、やり込み要素としてはしょうがない部分かなと思うわ。

正直、購入は検討中よ。欲しい気持ちもあるけど、またいつもの三國無双なのかしらっていう懸念が拭えないのよね。1万円払う価値があるか、もう少し体験版を遊んでみてから考えるわ。

 

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

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