ごきげんよう。皆様いかがお過ごしかしら。
アタシがプレイ中のドラゴンクエストⅠ&Ⅱも、いよいよハーゴンの神殿に向かうだけになったわ。その前に世界の謎を全部集めておきたいんだけど、幽霊船のあいつが強くて倒せず、レベル上げ中よ。今回もネタバレがあるから、ご注意なのよ。

ハーゴンを倒すにはルビスの守りが必要。そのための紋章は集め終わったわ。でも、妖精の笛がどこにあるかわからなかったのよ。笛はメルキドにあるんだけど、情報をド忘れしたか、なぜかアタシ、一切その街のことが頭に上らなかったのよね。
だから、発生したイベントを手当たり次第にクリアしていったわ。
テパの村では村の大人から正気が奪われていて、ほぼ全員が子供帰りして大騒ぎ。奪われた心はバズズの宝玉に閉じ込められていて、玉は海底火山の洞窟にあるって言うのね。満月の塔をクリアしたら、洞窟に行ってバズズを倒してきたわよ。

猿の見た目らしく、バナナが大好きなバズズ。喋り方もイメージ通りだったわ。後でベリアルに明かされる話では、ベリアル、アトラス、バズズは別に仲間でも友達でもなくて、別個に異界からハーゴンに召喚された悪霊の神々なんだって。サブタイトルはそう言う意味。だから協力する気もなくて、仕方なく召喚者の命令に従ってただけだったのよ。
ベリアルに事情を聞かされて、代わりにハーゴンを倒して自分たちを異界へ帰してほしいって要求に「はい」って言ったら、仲間にドン引きされたわ。うっかりベリアルたちに同情してしまったアタシが悪いわね。サマルが言うように、どんな事情があってもハーゴンに加担して大殺戮をしたベリアルたちは許してはいけないのよ。選択肢はやり直しができたから、次は「いいえ」にしてことなきを得たわよ。


妖精の笛のありかを失念し続けていたアタシは、ドン・モハメに水の羽衣を織ってもらいに行ったわよ。織り機を怒りで台無しにしたモハメには共感できないわね。水の羽衣は、今作は単純に守備力が高い防具で、女性専用になっていたわ。原作では炎を軽減した強力な装備だったけど、それ以上に強い装備が出てきちゃって、早々にお役御免になったわよ。ちょっと寂しいわね。


ペルポイで友達になった魔物のモーモンのモーくんは、ロンダルキアのほこらで瀕死になっていたわ。ハーゴンのいるロンダルキアへ通じるほこらを発見したモーくんは、ローレ達にありかを伝えた後、敵が侵入しないよう守っていたの。絶対死亡フラグだと思っていたから覚悟はできてたけど、やっぱり泣いてしまったわね。魔法が使える全員で回復魔法をかけるのもよかったわ。棒立ちだったら怒ってたところよ。サマルが回復魔法をすぐ使わなかったのって、きっとショックで呆然としてたからでしょうね。
真っ先にサマ子が泣いて、モーくんの死のきっかけを作ってしまったのは自分だとムーンが泣いて、最後に堪えきれずサマルが泣く演出もいいわ。声優さんの演技も、とてもよかったわ。2周目でも泣くかも。
その後、邪神の像を掲げて洞窟に入ったものの、敵が強くて進めなかったから一旦出てきたわよ。


まだ妖精の笛がどこにあるか思いつかなかったアタシは、幽霊船を探すことにしたわ。でもなかなか会えなくて、もう詰んだと思った時に、写真の海域で紫色の船影を発見したの。やっと見つけたと思って接近したんだけど、深海の領域で接触しても中に入れなかったのよ。それから数時間ウロウロして、浅い所を潜航している幽霊船に接触して中に入れたわよ。

船にはあっさり入れたけど、宝箱を開けたらパンドラボックスで、一瞬で全滅したわ。嫌な予感がしつつ、世界の思い出があるらしい船首側に行ったら、このタコ足がものすごい強さで、全然勝てないのよ。この記事の現在が平均レベル52で、まだ勝てないわ。レベル60以上を想定した相手なのかもね。こいつを倒すまでは、ハーゴンの元へは行かないわよ。

妖精の笛は見つからず、誰もヒントもくれないし、でも攻略は見たくないしで、迷いながらもロンダルキアの洞窟を進んだわ。洞窟では、ロンダルキアの王子(ベラヌールの老神父)が自分を裏切った近衛兵のために作ったお墓があって、ムーン達が感慨に耽っていたわね。
最初の無限回廊では、サマ子が焦ってうろたえていたのが、かわいかったわ。そこをサマルが「進む限り終わりはある、明けない夜はない」って励ましてね。彼らしいわよね。その前の落とし穴フロアでも、何度も落ちていたらセリフがあってね。サマルが「受け身の練習になると思えばいい」って言ったら、その前向きさを魔物は恐れるだろうってムーンが言ってクスリとしたわ。場を和ませる天才ね、この兄弟は。


洞窟を進むと、サマルが、旅が終わった後のことを言うの。ムーンブルク復興や王族の務めもあるけど、このまま旅をしていたいって。これには全員が同意しててね、アタシ、このセリフと場面を入れてくれたことに感謝しっぱなしだったわよ。サマルのセリフを借りるなら「感謝大爆発です!」かしら。
アタシもドラクエ2のローレ達に思いを馳せる時、やっぱり「みんな仲良く旅を」って思うのよ。王族だけど一人の人間でもあるから。何より、たくさんの楽しみと経験が必要な少年少女が、使命や命令に縛られてほしくないと思うのよ。
旅の間も、サマルやムーンが「自分の意思」をすごく大事にしてたからね。自分がどうしたいかって気持ちは、自分を大事にすることなの。それができないと他人にも冷たくなるのよ。
今作には裏エンドがあるらしいから、みんなで旅に出る方を期待しておくわ。

洞窟の中にはロトの鎧があったわ。でもイベントは無し。ロトの遺物に関しては、かなりあっさりしてるのよね。剣と兜の入手に、ちょっとイベントがあるくらい。
剣といえば、オリハルコンが見つからなくて苦戦してるわ。最後の鍵を使う場所、もしくは宝箱にあるらしいんだけど。根負けして攻略情報を見てしまいそうよ。
ロトの装備は仲間全員が装備できるのも現代風ね。男女差別を無くしたのはいいと思うわ。物理がアイデンティティのローレに装備させるのが一般的でしょうけど、最も勇者らしいスキル持ちのサマルや、そうじゃないけど女子にも装備させたいプレイヤーに配慮していると言えるわね。

洞窟を出る直前に、ベリアルが再度侵攻をかけてきたわよ。孤立させられてローレ一人の戦闘だったから、あっさりやられてしまったわ。中ボスは、レベルを上げて自己回復の瞑想を使いつつ爆裂拳で倒したわよ。
ベリアルの話では、彼がムーンブルクの王女に化けてラダトームや竜王の城に行ったそうよ。ムーンがみんなの仇を取ろうとしたけど、逃げられてしまったわ。サマ子より、サマルもムーンと一緒になって怒ってたのが印象深いシーンだったわ。
そしてロンダルキアのほこらでは、謎めいた神父とシスターが迎えてくれたわよ。話ぶりから、彼らはすでにこの世の者ではないわね。勇者の使命が終わったら、彼らも消えていくんでしょうね。
最後の鍵を入手したアタシは、思い出せる分の各地の宝箱を開けに行ったわよ。その途中でメルキドに行ったら、妖精の笛のイベントが発生したわ。

ドラクエⅠで登場したメルキドの守護者の子孫の一家は、みんな性格が悪かったわ。自分の子や兄弟を、能力が低くてみっともないって蔑んでた最低な家族よ。でも、アタシ達にも思い当たるところは多いわよね。
笛を盗んで旅に出た長男は、ロトの勇者のようになりたくて、勇者の遺物を持ってロトの勇者の足跡を辿っていたの。マイラの村で発見した彼に、サマルが「ローレシア王子も呪文が使えない」ってバラすのよ。呪文が使えなくても努力して戦力になっているローレや、魔法の素質があっても個々は弱い自分やムーンを引き合いにして励ました結果、長男は自信を取り戻したの。
呪文が使えなくても、自力でマイラまで来た彼に自信を持ってほしいってムーンが話してたわ。ほんと、その通りよね。大量の薬草があったにしても、戦う素質って生まれつきのものでもあるからね。あとは努力次第よ。


しかし、このイベントは考えさせられたわね。いい子供は、いい親あってこそだっていう、残酷な現実と真理の証明でもあるから。
親にほとんど褒められたことのないアタシには、耳が痛かったわ。

妖精の笛もそろって、いよいよ精霊ルビスの覚醒に入ったのだけど、深海に降りる手段がなくて困ってたアタシよ。
夢の妖精が、マーメイドハープに真の力を取り戻せと言ったから、人魚の女王に話を聞きに行ったの。そしたら、かなり生々しい過去の恋事情を聞かされたわよ。
人間の商人の若者と恋をした女王は、男が「人魚族の大切にしている品が欲しい」って言われたから、浮かれてハープの真珠を耳飾りにして、片方をあげちゃったのよ。もう、ほんとおバカよね。そこは女王も自責していて、恋に溺れた若気の至りってことになってたわ。
ある日、男はあまり女王に会いに来なくなって、女王が海辺に様子を見に行ったら、男が父親と人魚を見世物にするって話しているのを聞いて、ショックを受けたの。それ以来絶縁していたから、耳飾りの片方が行方不明になってたのよ。
男が持っていた耳飾りがあるだろう沈没船は、ガライの街の北にあるわ。この位置は、原作ではイベントアイテムの財宝が沈んでいた場所よ。原作リスペクトを感じたわ。
女王が貴重な真珠の耳飾りを自分で探しに行けなかったのは、好きだった人を思い出してしまうからなんだって。今でも泣くほど好きなのよ。声優さんの演技もあって、アタシももらい泣きしてしまったわ。
そして沈没船では、骨だけになった男と、ハープの真珠が付いた耳飾りと、瓶に入った手紙を見つけたの。手紙を読んだ女子達が泣いちゃってね、アタシも女心を刺激されて泣いたわ。なぜかサマルも泣いてたわね。
女王を裏切ったかに見えた男は、最初は商品として女王を利用しようとしていたけど、本当は愛していることに気づいて、父親や仲間の商人の企みを阻止しようと、船を沈めて心中したのよ。女王は海の生き物だから、海で死ぬのは本望だったの。泣かせるわね。
手紙を渡した女王は、泣きそうだったわ。そこを一人にしてあげるムーンの心遣いが素敵よね。女子の気持ちは、やっぱり女子にしかわからないのよ。
そんなこんなで、ハープで深海に潜れるようになったローレ達は、さっそく海底のルビス神殿に向かったわよ。


ルビスのご座所は、最初見た時はなんだか怖かったわ。景色は遺伝子の螺旋もモチーフになっていて、とても神秘的だったわよ。途中でアトラスが邪魔してきたけど、軽くひねってやったわ。
紋章が発動して、楽器班(1人)のムーンが妖精の笛を奏でると、ルビスが降臨したわよ。
ルビスのデザインが、ちょっと子供っぽいと思うのはアタシだけかしら。もうちょっと色っぽくてもいいと思ったんだけど。髪が赤いのは、久美沙織さんのドラクエ公式小説「精霊ルビス伝説」のルビスが元になってるからでしょうね。
ついでに文句つけるなら、ルビスの見た目を、入口や背景の神聖さと畏怖を覚えるようなデザインと合わせて欲しかった、ということね。なんなら大きな顔だけとか、この世界の柱らしく、螺旋の光に繋がれているとか、ちょっとした禍々しさもあればよかったわ。
そこからの展開は、原作と同じね。精霊の守りを与えてロトの勇者との約束を果たすと、ルビスは消えて行ったわよ。


オリハルコンを探して全国を回っていたら、ムーンブルクでイベントが発生したわ。ハーゴン討伐の前に、家族に会うっていうイベントがね。また感謝大爆発したわよ。こういうのあったらいいなって思ってた通りだったから、制作さん、本当にありがとうなのだわ。
ムーンブルクではローレシアとサマルトリアの兵士が来て、瓦礫の片付けとかをしていたわよ。玉座の裏にある最後の鍵の宝箱からは、英雄の杖が出てきたわ。父王の形見よね。ムーンに装備させたわよ。

サマルトリアに行ったら、ローレ達が入ってきた瞬間、廊下に王様が隠れてしまったわよ。いい歳で子供みたいね。原因はサマ子よ。サマ子も王様と顔を合わせたくなくて、そっぽを向いてたの。娘が心配な気持ちが裏返る王様と、気持ちはわかってるけど反発してるサマ子。ほんと、王様って昭和の親父みたい。

親父さんはああだけど、サマル達のお母さんはとっても素敵な方よ。かなり個性が強いサマルを丸ごと愛して、穏やかに接してくれている王妃がいたからこそ、サマルものびのびと育ったんでしょうね。
サマルもそんなお母さんを信頼していて、討伐の前に必ず勝てるおまじないをしてほしいって言うの。

王妃はサマルのおでこに自分のおでこをくっつけて、生きて帰れるって言ってくれたわ。いい親子だなあって、しみじみしたわよ。ほんと、素敵な場面ね。
陰で覗いてる王様の気持ちもお察しするわ。本当は自分も、あんなふうに息子たちを送り出したかったでしょうね。

王様も見かねて、陰から出てきたわよ。これが自分の子供との最後の対面になると思ったら、迷っていられなかったのよね。まだ16、7ぐらいでしょ、この子達。出会った時は15歳くらいかもね。かなり言動が幼かったし。後でローレシア王が言うけど、背が伸びたとも言ってるから、成長期なのよ。
で、王様はサマ子に、祈りのおでこタッチじゃなくて頭突きをかましてくるの。ほんと、昭和のデレだわ。もっとのんびりした人かと思ってたのに。サマルのおっとりした性格は母親譲りだったのね。
頭突きはお互い痛かったみたいだけど、ちょっと親子の距離が縮まったみたいだわ。

そして、ローレの父親にも会いに行ったわよ。すっかり成長した我が子を見て、王様も感慨深げだわ。奥さんの王妃を早くに亡くして、男手で呪文の使えない息子を、次期国王、そして勇者に相応しい男として育ててきたんだものね。息子へのバッシングはいまだにあるし、かなり苦労してきたと思うわよ。
自他ともに厳しいお方と言われていて、服装も丈の短いチュニックと鎧を着ているわ。自らも戦士として鍛錬を怠らないのみならず、いつでも率先して戦えるようにしているのね。

常に厳しいのは、むしろ自分の弱さを見せないためだと思うわ。それだけ、自分の立場や責任を知っているからなの。でも、死地に赴く息子に、この時だけは優しい素顔を見せてくれたわ。たった一人の家族としてずっと側にいたい気持ちはあるけど、旅立ちエンドがあるなら、お父さんにはつらい思いをさせるわね……。

今作では、常に「自分の意思」「自分らしく生きる」ことが尊重されてきたわ。ローレもローレシア城の兵士に「仲間といる時は年相応の顔になっている」と言われたの。それまでは王子としてふさわしくあるように、ずっと自分を抑圧してきたのね。
悪を討伐する旅で本当の自分に向き合えて、自分の人生を生きているという実感を得られているのなら、ハーゴンを倒して凱旋した直後に「次の王になれ」って言われる残酷さに耐えられないでしょう。
子供心にも原作の、あの終わり方には納得できなかったから、当時は妄想でローレ達が3人で旅に出る話を考えていたわよ。アタシと同じような結末を妄想した方は多いんじゃないかしら。
ほんと、今作はみんなキャラが立っていて面白いわよ。ちょっとした遊び心もたくさんあってね。サマルトリア王と王妃の寝室のタンスから、バニースーツとウサ耳バンドが出てきた時は失笑したわ。王様達の夜のプレイ道具か、実は王妃は元バニーガールだったのか。悩むところだわ。
今回はここまで。また次の記事でお会いしましょう。